問答と学び

問答形式で、本などから得た学びを発信しています

なぜ健康ノウハウを探し続けるべきなのか

世の中には、様々な健康ノウハウが知られています。食事、運動、睡眠を筆頭に、温泉やら磁気やら次から次へと出てきます。きっとあなたも、自分で気になった分野で試したことがあるかと思います。

 

ただし、沢山ある健康ノウハウから一つ選んで試してみたものの、あまり成果がでないこともあります。それきりこういった山程出てくる健康ノウハウ全体を怪しいものと思ったこともあるかもしれません。最近本を出版した有名な鍼師によると、万人に効く健康ノウハウなど無く、それぞれ個人にあった方法を追い求めるべきなのだそうです。

 

寝てもとれない疲れをとる本

寝てもとれない疲れをとる本

 

 

本のタイトルは、この記事の趣旨と異なるように思えるかもしれません。けれども、この本は「寝てもとれない疲れ」についてというより、人をタイプに分けた上で使うべき健康ノウハウを教えてくれるものです。

 

 

疲れ対策のタイプの決め方

 

この本では、チャートに沿って簡単な質問に答えることで、あなたの疲れ対策タイプが分かるようになっています。ただし、このタイプは絶対というものではない点に注意する必要があります。幾つかのタイプをまたいで試してみて、自分にあった対策を考えなければいけません。

 

一応、東洋医学にて確立されたタイプのようですが、詳細は省きます。本を買って読んでみてください。著者は、元グーグル日本法人トップの村上氏などエグゼクティブを顧客に抱える有名な鍼灸師とのことなので、なかなかに研鑽を積まれている方のようです。

 

タイプの決め方は東洋医学ベースであるためか、データで根拠をはっきりと示しているわけではないことに注意が必要です。そうであっても、一般論としては疲れのタイプが人毎にあることは説得力がありますし、幾つか仮説をおいて自分のタイプを探りつつ、疲れを適切にとる手段を探し続けることが大事といえます。

 

少しだけ鍼の話

 

著者は鍼灸師ということもあり、鍼の話題が幾つかのページを割かれて書かれています。私は鍼については深くはしらないのですが、

 

勢いよく押し込んだり、思わず声が出てしまうほど強く押すのは、本当のツボ押しではありません。

 

と強調されていたことは、留意したいと思います。良い鍼灸師探しにも役に立つのではないでしょうか。

 

 

寝てもとれない疲れをとる本

寝てもとれない疲れをとる本